熊本時代の恩師、北野誠さん。
ガンバの下部組織で育成していただき、トップチームへと昇格！
プロサッカー選手なる！という夢を叶える事ができた事に対しては誇らしく思いますが、昇格した2005シーズンでJ1リーグ優勝を成し遂げたガンバ大阪の中で全く戦力として関われなかった自分に対しては歯痒さしかありませんでした。

翌年、プロの水に慣れだし、そろそろガンバでデビューか⁉︎という2006シーズンの末にオファーをいただいたのがロアッソ熊本(当時のロッソ熊本)。

そこには京都サンガで育成コーチとして携わってこられ、僕らの育成時代にチームは違えど近くで成長を見てきてくださった北野誠 氏のご尽力がありました。

当時のサテライトリーグを熱心に視察していただき、ロアッソ熊本に必要な補強として北野さんに声を掛けていただいたのが、北野さんとの濃い関わりの始まりでした。

北野さんは当時、ロアッソのヘッドコーチという立ち位置で、僕ら選手に対して良い兄貴分でありながら、サッカー選手とはどういうものなのか!?という真髄をコーチとして伝えてくださいました。

翌年、監督に就任され、北野さんの思考する『やらなければならないサッカー』ではなく、『やりたいサッカー』に対して、僕を含めて選手一同感化され、シーズン序盤こそ、結果が伴わなく苦労しましたが、終盤にかけては僕自身も信頼を勝ち取りスタメン起用が定着。
チームも10戦負けなしなど、見事に『やって楽しい観て興奮、結果も出すサッカー』が形になりました。

ただ、1シーズン通しての成績という意味では結果を残しきれない事も理由にあり、北野さんは1年でチームの監督を離れる事になりました。

僕個人としては、ガンバで結果を残しきれず移籍を決めた熊本で、初めて自分をサッカー選手として認めてくれ、信頼して起用してくれたのが北野さんだったので、北野さんに対しての思い入れは強く、今でも唯一無二の恩師だと感じています。

その北野さんは現在、ノジマステラという神奈川県相模原にあるレディースチームの監督を率いておられます。

その方のブログをふと覗くと、なんと自分の事が！！

メインは現在 ギラヴァンツ北九州で活躍する岡村選手の話ではありますが、現役は引退したものの、解説者、そして指導者として第二の人生に魂を注ぐ自分に対しての賛辞が綴られていました。

北野さん、あれから10年ほど経ちますがお元気ですか？
北野さんによって気付かされたプロの世界の厳しさ、そして楽しさは、今の仕事の大きな糧となっています。

当時はやんちゃな僕の言動にお世話をかけました。笑

ただ、あの時間が今の僕を形成しています。
貴重な経験をさせていただき、感謝でいっぱいです！

これからも北野さんの志向するサッカーにブレず、選手を大事にし、北野さんらしいサッカーを魅せてください。

ブログ、ありがとうございました！
僕もこれから夢のあるサッカーの世界で頑張ります。

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