県大会を終えて
普段、SNSでは簡単にしか綴っていませんが、 SANXTUS ジュニアユースチームでは『Today』というアプリを使っていて、都度 チーム内では現状把握と目指すものを明確にするために内部でのみ共有している場所があります。
U-13でのメイン大会が終わり、一つの区切りを迎えたので、今回はチームの現在地をオープンにします。
良かったら、ご覧ください。
上に行けば、上にしかない世界がある!
その世界とは、サッカーに対する情熱や拘りが 強い者同士が “本気”でぶつかり合う世界。
1点を獲るために『個』または『チーム』としてどんな強みをどのタイミングで使うか⁉︎
1点を守るためにどれだけ察知力を研ぎ澄まし、仲間と声を掛け合い、最後は体を張ってプレーできるか⁉︎
本気で勝負するから、勝った時に心の底から喜べるし、負けた時に涙が溢れる。
これが最高なんよ!!
過去に △△戦(支部予選)、○○戦(U-13リーグ、クラマーカップ)で、負けて号泣した選手がいた。
それでいいんよ!!
それが本気で戦った証。
昨日はどうや?
チーム立ち上げから昨日までの試合で、あれだけ勝ちたい試合、他にあったか?
なのに、負けても誰も泣けない。。。
試合の入り、準備してきたものがチームとして打ち出せて、相手の強みを消しながら、ゴールチャンスを作る事に成功していた。
我慢しながらも、必要なのは先制点! という中で、前半終了間際の失点。
でも、試合はまだ あと半分(25分)もある状況。
この逆境でこそ、真価が問われる。
『SANXTUSは先制されると弱い。』 これは紛れもない事実やけど、なんで そうなると思う?
技術がないから? スピードやパワーがないから? 戦術、戦略含めて、勝てないサッカーをしてるから?
おれはそのどれも違うと思う。
全ては『メンタル』。
・逆境において、どれだけの選手が逆転勝利を信じれていたか⁉︎
・そのために、他の誰か ではなく”自分が”という主役意識をどれだけの選手が持てていたか? (ベンチメンバーは途中出場して活躍するイメージを持って準備できていたか⁉︎)
・サッカーというチームスポーツにおいて、仲間をどれだけ信じて言動できたか⁉︎
今のSANXTUSは、この3つのパーセンテージが失点した瞬間に劇的に低下する。
昨日の後半に関しては、完全に自滅!
勝ちたいのは みんな一緒。
でも、勝つためにどんな言動がチームのプラスになるんか⁉︎
実際に 結果を残すチームとSANXTUSにはどんな差があるんか⁉︎
そこには『個』と『チーム』、両方に問題があると思う。
まずは『個』。
支部予選が終わり、昨日までの時間で一旦全てをフラットにする、と話していた中で どれだけ自分を高めようと本気になれたか⁉︎
チームメイトに、コーチに、どれだけのアピールができたか⁉︎
プロの世界では、スタメンを守り、試合に出続ける事ってめちゃめちゃ難しいんよ。
そりゃそうやろ?
プロになるのも相当難しいのに、そのハードルを超えた人間同士が本気で競い合うんやから。
でも、もっと難しいのは、サブやベンチ外の立場からスタメンを勝ち獲る事。
それは、スタメンを守る事の5倍以上 難しい事!
じゃあこの期間にいったい誰が、他の選手の5倍以上の努力をしたんか?
個の成長なく、チームの成長は絶対にない。
祐大がOFF期間に、リンと一緒に自分を高めようと追い込み過ぎて肉離れした。 そこで得た”やり過ぎには注意”、 そして、”TR前後の準備とケアの重要性”という学び。
でも、自分の100点を超えようする意識と行動力は素晴らしい事やし、そこで得た学びは間違いなくこの先に活きる。
でも、自分を超えようという挑戦がない者に成長があるわけがない。
失敗しないように生きるんじゃなくて、 勇気を持って挑戦しようぜ! そこでの失敗を次の成長に変えていく。
いわば、失敗しながら生きる!という事。
それでええんちゃうの? 上手くいくかな?でも上手くいかないかも。
なんて考え過ぎる必要ない。
目標を明確にして、今を一生懸命に生きる。
これをできる人間がカッコエエし、向上していける。
よくみんなに言うのは、 今の自分の現在地を受け止める必要はある。
でも、それに納得するな!という事。
それぞれの現在地をもっと本気で動かしにかかろうぜ!!
SANXTUSのスタメンとして試合に出る者。
本来、そこには選ばれた者として全力を尽くす責任、試合に出られない者の思いも汲んでピッチに立つ覚悟が必要になるはず!
でも、すんなりスタメンが獲れてしまう環境では『仲間のために』『チームのために』という精神が芽生えづらい。
おれが出れるという事は、アイツは相当悔しい思いをしてるはず。
じゃあアイツの分までおれが…。
そんな雰囲気が今のSANXTUSにあるかどうか⁉︎
スタメンの中でもそう!
点を決めるのはアイツ。 声を出してチームを引っ張るのはアイツ。 ピンチに体を張って守るのはアイツ。 じゃあお前は何すんねん!?
そんなプレーヤー(人間)のどこに魅力があんねん!
誰かが じゃなくて、魂をかける大好きなサッカーやったら、自分がやったらええねん!
主役になろうぜ⭐︎
点とってヒーローになっていいんよ! 誰よりも声出して、熱くなっていいんよ! ゴールを守るために必死になっていいんよ!
将来、お金を払って試合を観戦する側でいいのか、 その試合のピッチに立って、ファンやサポーターに感動を与える側になるのか。
今の自分はただの現在地。
決めるのはこれからの自分! 今が人生!やで。
こういった『個』の向上、”自立”が高まってこれば、もう一つの要因である『チーム』としての問題を解決していくための良い循環が生まれると思う。
チームとして、点を獲るために仲間に要求する。
ゴールを守るために守備の強度を仲間に追求する。
ボールを奪い返すために攻守の切替を仲間と実行する。
これが どちかが一方的にではなく、双方で交わされるものにならなあかん!
上手くいかない時に、その問題を他に投げつける言動は必要じゃない。
11vs11でやるサッカーにおいて、 1人の選手ができる事は限られてる。
だからこそ、仲間と力を合わせる作業が重要となる。
そこにどれだけ信頼関係を築けるかは日々の積み重ねからくるもので、ここぞ!という時に それはそのまま結果に繋がる。
逆境に立たされた時こそ、チームがどうすれば息を吹き返せるのか。
そのために自分には何ができるのかを考えて言動する事が重要やろ!!
逆境を覆して、勝利に辿り着く経験。
○○カップでSANXTUSというチームには大きな可能性がある事を証明した。
あの時にどんな状況があり、そこでどんな言動を起こし、どんなプレーでチームが息を吹き返し、逆転劇へと辿り着いたのか。
あの時はあの時! なんて、割り切る必要はない。
あの時こそ、チームが勝利を目指す上で必要な言動がチームに起こり、チームが一つになれた。
その結果、最高の結末を迎えられた。
当然、あんな試合をいつも繰り返せるわけではないし、0-3からの4-3なんて、正直もう経験したくない。笑
でも、『チーム』として成長していくために どんな状況でも全員が全力を出し切れる状況をチームとして表現できるようになっていきたいね!
仲間が苦しんでる時にこそ、それを支えられる自分を意識し続けていれば、自分が苦しい時 必ず仲間が自分を助けてくれる。
おれの人生! 自分には何の能力もないのに、いつも周りの人から救われ、支えてもらってきた。
ほんまに感謝しかない! でも、周りの人達は言ってくれる。
「ヤスを支えるのは、普段ヤスがおれ(私)を大切にしてくれるからや。」って。
おれには正直、よぉわからん! その人に普段から何かできるできてわけではない、っていう感覚やから。
でも、いつも感謝の気持ちは人や物、場所に込めて生きてる。
困った時に支え合える関係って素敵やん⁉︎
おれは年明けからのキャンプを経て、みんなの意識は少しずつ良い方向に向いてきてると感じてる。
U-13大会で九州大会へ進出する、という目標は叶わんかったけど、今日明日と2日間のOFFでしっかり自分自身と向き合って、ぐぅーっと しゃがんで、また火曜日から大きくジャンプするために全力でサッカーを楽しんでいこうぜ!!