解説 今季ラストゲーム
11月17日、えがお健康スタジアムで開催されました『ロアッソ熊本 vs 愛媛FC』のゲーム解説をさせていただきました。
この試合は今シーズンのラストゲーム。
熊本としてはJ3降格圏は決定しているものの、J3の沼津の結果次第に望みを懸けるべく、何としても21位を死守したいゲーム。
また、5月20日の水前寺開催 水戸戦以来、ホームでは勝てていないという状況を踏まえても、スタジアムに応援に駆けつけてくれたサポーターの前で勝利という形で恩返ししたい!という位置づけでのゲームでした。
ゲームは、前半から守備に集中力を持って試合に入った熊本が愛媛の攻撃にピンチを迎えますが、佐野選手の体を張ったダイビングヘッドなどもあり、ピンチを切り抜け、前半を0-0で終えます。
すると後半、徐々に主導権を握り出し始めた熊本が一気に仕掛けます。
右サイドを駆け上がった切り込み隊長の田中選手からのクロスを伊東選手が魂のヘディングシュート!
これが決まり、熊本が先制☆
続く57分には、前線の選手との連携から抜け出した上村選手がミドルシュート!
そして80分には、今季フル出場にして大活躍を続けてきた田中選手が皆川選手からのスルーパスを絶妙なタイミングでカットインして受け取り、GKとの1vs1を冷静にゴール隅に流し込み、ゴール!!!
勝てなかった時期がウソのようなゲーム展開で、3-0と熊本が勝利を収めました。
そして、この試合の終了をもって ロアッソ熊本の2018シーズンは21位という結果に終わりました。
振り返ると、とても苦しいシーズンだったと思います。
その中でもチームは常に全力を尽くし、戦い抜いてきた事と思います。
そしてそんなチームのために クラブが、サポーターが、ファンが、そしてボランティアの方々が、ロアッソを愛する全ての方々が、どんなに苦しい時も支え続けてきた事と思います。
皆様、今シーズンも本当に本当にお疲れ様でした。
21位という結果に終わり、J2残留への僅かな希望は残っていますが、現時点ではかなり厳しい状況。
来季はJ3での戦いになる可能性が高いと思われます。
ただ、ロアッソは熊本にあります。
苦しんでいるロアッソを見捨てるのではなく、厳しい状況だからこそ手を取り合える温かさ、支え合える強さが熊本にはあります。
ロアッソが熊本にある限り、ロアッソ熊本が後ろに倒れるわけにはいきません。
立ち止まる事もあると思います。
でもここからまた、一歩一歩 前に進んでいけるのが、熊本にある『ロアッソ』というクラブだと信じています!
僕自身もロアッソOBとして、クラブをサポートしていくために動き出していきたいと思います。
ロアッソを愛する全ての方々へ、今こそ心ひとつに。
最後になりましたが、今シーズンもロアッソ熊本を中心に解説をさせていただき、ありがとうございました。
色んな方々との出会い、そして様々な場面での言動を目の当たりにして、とても勉強になり、充実した時間となりました。
本当にありがとうございました。