ロアッソ熊本 vs V・ファーレン長崎
10月28日、えがお健康スタジアムで開催されました『ロアッソ熊本 vs V・ファーレン長崎』の解説をさせていただきました。
勝ち点を積み上げて、J3降格圏から差をつけたい熊本。
勝ち点3を貪欲に狙い、J1自動昇格圏の2位浮上を願う長崎。
試合前から大雨と強風が吹きつけるピッチコンディション。
コイントスで勝った長崎が前半に追い風を受ける陣地を取り、風を味方につける形で試合がスタートしました。
その風の勢いに乗り、サイド攻撃やセットプレーを中心に前半開始早々から熊本ゴールに迫る長崎。
それに負けじと熊本は、得意の堅守からのカウンターで何度もチャンスを作るが得点は奪えず。
前半からオープンな展開となり、球際の激しさや2ndボールの奪い合いにも勢いが増す中、迎えた前半27分。
長崎の右サイドに僅かに生まれたスペースに走り込む澤田選手がボールを引き出し、得意のドリブルで切れ込んだ所から絶妙クロス!
そのクロスが長い距離を掛けあがってきた逆サイドの田上選手の頭にドンピシャ☆
気持ちの籠ったヘディングシュートが決まり、長崎が先制!
続く前半31分には、右サイドからの翁長選手の正確なスローインを受けた澤田選手が一発で前を向き、そこからドリブルで切れ込み、ピンポイントクロス!
そこに走り込んできたのが、本日初出場の香川選手。
魂のヘディングシュートが決まり、長崎が追加点。
その後、前半のうちになんとか1点でも取り返したい熊本が、カウンターを武器に好機を作るが、得点には至らず前半終了。
後半は、風向きが変わる事に熊本は光を見出したい所でしたが、長崎の堅守をなかなか崩し切る事ができず、スピードスターの田中選手、ストライカーのグスタボ選手、チーム精神的支柱である巻選手を次々に投入し、積極的に得点を奪いにいく姿勢が見られましたが、ゴールには届かず試合終了。
0-2でアウェーの長崎が勝利しました。
この結果によって、長崎はJ1自動昇格圏である2位に浮上☆
熊本は、残留圏内の暫定19位をキープ!
J2は残り3節!
昇格争いも残留争いも、ここからは目が離せません。
熊本も長崎もチーム状況は違えど、それぞれの大きな目標に向かって、今こそチーム一丸となって闘い、シーズン終了の瞬間を最高の笑顔で迎えられる事を心から願っています☆
次回は11月11日、熊本のホーム最終戦である金沢戦を解説させていただきます。
よろしくお願い致します。